昔は会議室まで移動するまでの間や会議が始まる前・終わった後など、「わざわざ会議設定するまでもないけど ちょっと上司に話をしたい」ことを話せたり、グループメンバー同士くだらない話で盛り上がったりすることが出来た。
ところが、今は全てオンライン。
自席から離れない。離れられない。
上司がすぐ隣にいるというのに周りに人がいるから相談も出来ない。
かといって わざわざメールで伝える程でもないような…
中国人のSさん。
数週間前に「お腹の調子が良くなくてあまり食べられない」と言っていた。
「私が上司に叱られていても笑わないでね。」と寂しそうに言った彼女の顔を覚えている。
彼女の上司は「物言いがキツい」と有名なTさん。
Tさんのグループメンバー達が毎日ネチネチとミスを責められていることに気づいたのは、私が配属されて3日しか経っていない時。
Sさんはもう3週間近く、忙しいのとTさんからの攻撃とで表情が暗くなっている。
他の女性陣2名には
「私たちは何もしてあげられない。ただSさんの話を聞いて寄り添ってあげるしかない。」
と言われた。
というのも Y部長とTさんは家が近くプライベートでもよく一緒にいると有名で、誰も部長には相談できない というのが本音なのかな…
(※Yさんが誘うことは滅多にないみたいなのでTさんがYさんの家に入り浸っている というのが正しいのかもしれない。)
たまたま隣の席のY部長と帰るタイミングが一緒になった日。
彼は定時ぴったりに席を離れられるように帰宅準備をするので、トロい私は出遅れたが
たまたまエントランスで少し前を歩くYさんを見つけ、小走りに追いかけてつかまえた。
「Yさん、帰るの早いですね。18時ぴったりに席を離れるなんて新人の私にはまだちょっと真似できないです💦」
「あぁ、帰る時はピッと帰らないと。上の人間がいつまでも帰らないと部下の子達は帰りづらい。Tなんて良い例でしょう。」
「Tさんのグループ、みなさん忙しそうですよね。今日もまだ仕事されてましたし。」
「そんなに忙しいんやろか。そうでもなさそうやけどなぁ。」
これはチャンス!!いい方向に話を向けられた!!( ゚д゚)
「えー。忙しそうですよ。たくさん幸せそうに食べるSさんが珍しく、お腹の調子が悪くて食欲ない って言ってましたもん。
Sさんだいぶ疲れていそうだし、私、心配です。」
「あぁ…その件については社内でも対策を考えているところでね。」
そうだったんだ!!( ゚д゚)
なら良し!!
…とはさすがに言えず、駐車場に着いたので
「お疲れさまでした〜♪」と別れた。
さて、どうなることやら。
4月に席替えをする とY部長は言っていたので組織変更もあるのかもしれないなぁ。
とにかくSさんが早く元気になりますように。