そよ子の頭の中。

2018年に娘が紫斑病性腎炎と診断されました。ステロイドパルス、カクテル療法を終えて現在は寛解状態。娘の通院のこと、私の趣味(手芸)についてのブログです。

私にとっての当たり前が他の人にはそうじゃないこと。

交通安全ポスターの色ぬりをしていた娘が、

アスファルトを塗っていたら先に塗ったタイヤが滲んで変なところまで黒くなった」

と泣いた。

いやいや、タイヤはアスファルトが乾いてから塗らなきゃダメじゃん。

薄い色から塗って 濃い色は後で。って図工で習わなかったのか??

今までどうやって絵の具で色ぬりしてたんだ?

と、聞いてみたが泣くだけで答えない。

 

結局、滲んだやつはボツで新しい画用紙にまた最初の下書きから描いてる…

いつまで経っても終わらないポスター地獄。

 

そういえば、昔 会社で2つ年下の男子(入社年度でいうと私の6つ下)に、会議中にこう聞かれたことがある。

「そよ子さん、これって何色ですか?」

彼が指さしているのは赤いライン。

「赤…だよね?」と答えたら

「赤! ありがとうございます! 僕、実は軽い色盲で 赤系の色が黒く見えるんです。紫なのか何色なのかなとおもって。」

 

会議後に、信号機は分かるの?車の運転してるもんね?と聞いたら、

「信号は左側から青、黄、赤の順だって決まっているから問題ないっす!

でも そよ子さんの見ている世界と僕の見ている世界は見え方が違うんですよ。」

と。

いわゆる 『いい大学を出て エリート街道に向かって歩いている』彼がそういうハンデ?を負っていたことに驚いた。

 

 

私にとって当たり前の「真っ黒のタイヤは最後に塗るんでしょ。」ということも、娘にとっては違うのかもな。

提出すればいいだけの 賞を狙っているわけではない宿題だし、もっとのびのび描かせてもいいのかもと思った出来事。