そよ子の頭の中。

2018年に娘が紫斑病性腎炎と診断されました。ステロイドパルス、カクテル療法を終えて現在は寛解状態。娘の通院のこと、私の趣味(手芸)についてのブログです。

「日本人」なんだって。

今朝のニュースで、お客が中国人だと分かった途端「チャイナ、アウト。」と追い出した飲食店があった というのを見た。

これだけコロナウィルスで騒がれていて、中国人が煙たがられているのも分かる。

でも…

もし私がそのお店で働いていて同じ状況になったらどう対応するかな…と少し考えてしまった。

 

そしてその時に思い出したこと。

 

19歳の時、アメリカのカリフォルニア州にホームステイしたことがある。

(パン屋さんでアルバイトして貯めたお金で春休み中に行った。)

 

ホストファミリーは元気な家族でユタ州までスキー旅行へ連れて行ってくれた。

運動は苦手。スキーも上手くない私。

10歳の長女が滑るコツを教えてくれた。

(お父さん、お母さん、5歳の次女は別の場所で滑っていた。)

 

「私、あっちを滑ってくる。そよ子はどうする?」

と聞かれたので 彼女の足手まといになっても悪いなと思い

「ここでもう少し1人で練習する。」

と答えた。

 ※もちろん全て英語で会話しています。

 

日本人1人でリフト待ちをしていたら、

同じリフトに現地の男性が乗ってきた。

 

長い長ーいリフトの時間。

無言でしばらく乗っていたのに

「良い天気だよね。」

と話しかけられた。 ※もちろん英語。

「そうだね。」

と答えると

「ほら、雪がキラキラ輝いている。」

と素敵な表現。

 

「どこから来たの?」

「日本です。」

「やっぱりね。日本人はアーモンド型の優しい目をしている。あなたもそう。

中国人や韓国人とはちょっと違うから分かったよ。

そして日本人は礼儀正しいよね。」

と。

 

それから いつまでアメリカにいるのか、今はどこに滞在しているのか 色々聞かれたので言葉を絞り出して会話をした。

山頂に着くと

「じゃあね、よい旅を!」

彼はシュワーっと滑って行った。

 

へぇ。私って「日本人です!」って顔なんだ。

初めて知った。

 

ちなみにリフトを下りた後、

「ホントに雪がキラキラしてるわー。キレイだわー。」

とボーッと滑っていたらお約束のようにコケた。

「そよ子ーー!大丈夫?」

どこからか現れたクマさんのように大きな体の優しいお父さんが助けに来てくれましたとさ。