そよ子の頭の中。

2018年に娘が紫斑病性腎炎と診断されました。ステロイドパルス、カクテル療法を終えて現在は寛解状態。娘の通院のこと、私の趣味(手芸)についてのブログです。

たまには毒を吐いてみる

ぱっと見、何かを抱えていなくて健康そうな方がヘルプマークを付けているのを見かけた。

分かりやすくギプスをしていたり、車椅子に乗ったりしていないと分からないこと(病気)を抱えている人はたくさんいる。

 

去年、娘が退院した後の夏休み。

PTAのプール監視当番があった。

夏休みに入る前に同じクラスの男の子が外科の手術をすることを娘から聞いた。

内容を聞くと、大変そうな手術。

でも手術後1週間くらいなのに、その子はお母さんと一緒にプール監視当番に来ていた。

「△△くん、もう大丈夫なの?プールサイドは暑いから涼しいところを探して倒れないように気をつけなよ。」

と声を掛けたら、

「もう大丈夫だけどプールは入らなくて見学してる! 〇〇(娘のこと)は泳いでるの? ちょっと見てくる!」

と元気な返事が返ってきた。

 

しばらくして私の隣に戻ってきた△△くん。

「いいなー、泳ぎたいなー。」

と言っていたところに、悪ガキの××が来た。

「△△、泳がないのか?」

「俺、手術した後だもん。ダメだって。」

「はぁ?どこも悪くねーじゃん。ウソつくなよ!」

と言い捨て、××はまた泳ぎに行った。

 

「はぁ?! △△くん、ホントにすごい手術したのに ××はヒドイこと言うね!」

私がプンスカ怒っていたら、△△くんのお母さんが来た。

「誰、あれ? 信じられない。 △△、おばあちゃんに迎えに来てもらうように電話するから帰りなよ。」

 

△△くんは 帰る前に

「お迎えきたから帰るね。〇〇のお母さん、じゃあね。」

と言って帰っていった。

家に帰った後、娘にその話をしたらすごく怒っていた。

××は△△くんの気持ちも分からない嫌なヤツだ!と。

 

娘もぱっと見、小デブの超健康な子に見えるだろう。

でもそれはステロイドの副作用で丸くなっているだけで、しかも腎臓病を抱えているなんて他人には分からない。

××のように心無い言葉を吐かないように、私も言葉には気をつけようと思った。